2018-09-04

就労ビザそのものも大変でしたが、不随する手続きも大変

入国審査

大手SIerに勤務し、中国・ベトナムの下請け会社にソフトウエアを発注していました。基本は自国で作業をしてもらい、普段のコミュニュケーションはテレビ会議・チャット・メールでやり取りをします。それではどうしても、うまくいかない時には、日本人が海外に出張するか。外国人が日本に出張するかします。ただ、どちらにしても就労ビザを取らずに行くと、滞在期限が決まっているので、過ぎるとオーバーステイになってしまいます。

また、何度も往復すると、薬の売人と疑われて、入国審査で止められスーツケースを開けられたりします。そのため、下請け会社のリーダー的なスタッフで、誰かひとりブリッジSEを決めて、就労ビザを取り長期滞在してもらいました。

まず苦労するのは、ビザの取得に時間がかかることです。確か、少なくとも3か月は考えておかないといけなかったと思います。申請が却下されることもあると、正直いつになるかわからないことが、大変でした。大きな犯罪でなくても、法律違反があるとビザが下りないケースもあり、海外の場合転職も多いこともあり、会社も従業員の軽微な法律違反を把握しておらず、待った末に「この人はダメだった」ということがあり、人選から振り出しに戻ったことがあります。

システム関連なので、輸出に関するルールも考えなくてはなりません。厳密に言うと、技術的な会話が耳に入っただけで、役務の提供になってしまいます。輸出管理の書類を作成しておく必要があります。また、社内インフラも、非居住者専用にLANを分ける必要があります。

就労ビザで日本人として働いてもらうと、賃金も日本人並みで、年金や健康保険も加入してもらい、会社の負担も出てきます。それらの手続きを、来日に合わせて遅滞なく行うことが大変でした。そもそも、賃金はいくらが妥当なのかも、悩ましいところです。大企業でしたので、従業員でないと総務の方は、管轄外なのでやってくれず、ノウハウのないエンジニアが右往左往することとなります。

就労ビザそのものも大変でしたが、不随する手続きも大変でした。大企業でいたので、ノウハウ集をつくり、事務系の専門スタッフをおきました。

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